債務整理法律事務所ランキング画像

自己破産手続きの流れ

自己破産の同時廃止と破産管財の違いを解説

投稿日:2016年9月18日 更新日:

自己破産には同時廃止破産管財というものがあり、財産がない人の場合には自己破産の手続きの際に同時廃止の手続きを取ることになります。

ではそもそも自己破産の同時廃止と管財事件とはどういったものなのでしょうか。

自己破産では同時廃止か破産管財かによって、自己破産の費用相場が違ってくるので意外と大事な部分になります。

そこで自己破産の同時廃止と破産管財とではどのような違いがあるのか解説しています。

下記で詳しく同時廃止と破産管財について参考にしてください。

自己破産の同時廃止と破産管財の違いについて

自己破産の同時廃止と破産管財の違い

同時廃止とは債務者が不動産その他めぼしい財産を所有していないような、破産手続費用をまかなうに足りないような場合に破産手続開始決定と同時になされる裁判所の決定のことをいいます。

財産のある破産手続きでは、破産手続開始の決定と同時に破産管財人を選任し、破産者の財産を換価して分配する配当手続きをすることになります。

しかし債務者の財産が少なくて破産手続きの費用すら出ずに、債権者に配当が出ないことが破産手続き開始の申立の時にわかっているような場合には、これ以上破産手続きを進めても意味がないので、それ以下の手続きを省略して破産手続開始決定と同時に破産手続きを終結する決定をします。

具体的に同時廃止の手続きの基準は生活費等控除後20万円程度が目安になってきます。

自己破産の同時廃止と破産管財まとめ

同時廃止:債権者に換金できる財産がない場合の手続き

破産管財:債権者に換金できる財産(価値が20万円以上の預貯金や保険解約返戻金、自動車)などがある場合の手続き

同時廃止したい場合には破産手続開始の申立書に同時廃止したい旨を記載して提出することになります。

弁護士などに自己破産をお願いしている場合には手続きでこういったことはすべて任せられるので、そこまで心配しなくても大丈夫です。

自己破産の同時廃止のメリット

2016y02m03d_144426572自己破産の同時廃止の場合には破産管財人は選ばれず、破産者の財産が換価されることもなく破産手続きは即時終了します。

また同時廃止の場合でも債務者が破産者になったことに変わりはないので、官報に公告されて、公私の資格制限の効果も生じます。

しかし同時廃止の場合は、所有している財産の管理処分権は喪失しませんし、新たに取得した財産はもちろん自由に処分できます

家財道具も債務者所有のまま自由に使用することができ居住の制限、通信の秘密の制限などの自由の拘束もないです。

同時廃止の場合には債務者にこれといった財産がなく、破産手続費用すら出ない場合にする手続きになります。

また自己破産では同時廃止の方が費用が安くて手続きも楽だということは知っておきましょう。

さらに同時廃止の場合には申立てから免責確定まで4ヶ月程度で手続きが終わりますが、破産管財の場合には短くても6カ月以上かかる場合もあり、資産状況によってさらに日数がかかることもあります。

自己破産の同時廃止と破産管財では手続き費用が違う

自己破産の同時廃止と破産管財の費用

自己破産で同時廃止か破産管財かということで、手続きにかかる時間も大きく違ってきますが、手続きにかかる事務費用も大きく違ってきます

同時廃止の場合には債権者に換金できる財産が無いので、破産管財人の選任や債権者集会の必要がないので非常にスムーズに自己破産をすることができます。

また自己破産の場合には裁判所に予納金というお金を支払う必要があるのですが、同時廃止か破産管財かによって費用が大きく違ってきます。

同時廃止と破産管財の裁判所への予納金相場

同時廃止:1万円から2万円

破産管財:20万円以上

こうして見ると同時廃止と破産管財とでは大きく裁判所への予納金相場が違うことがわかります。

裁判所への予納金相場は弁護士費用とは異なり、事務的に必要な費用なので決まった費用です。

自己破産を依頼した弁護士によって予納金に差が出ることはないので注意しましょう。

自己破産の同時廃止後に免責の手続きがある

2016y02m03d_144557015自己破産の破産開始手続きの決定後には免責手続きをする必要があります。

免責の許可を得るには破産手続開始・同時廃止の確定後に免責手続があり、免責の審尋をへて免責許可の決定に至ります。

この免責許可の決定が得られるまでのきあkんは破産開始手続開始と同時廃止決定から約3ヶ月から6ヶ月はかかります。

旧法の場合だと「免責申立」が別途必要だったので「免責許可の申立」を忘れて免責が得られないということもありましたが新法では債務者が破産手続開始の申立をすると免責許可の申立もしたとみなされますのでこうしたことはなくなりました。

自己破産では免責許可の決定が得られないと借金はなくならないということをしっかりと理解しておきましょう。

ピックアップ記事

債務整理のデメリットとメリットを知って弁護士に無料相談 1
債務整理のデメリットとメリットを知って弁護士に無料相談

債務整理を行うことを検討している人も多いと思いますが、その際にしっかりと知っておく必要があるのが債務整理のメリットとデメリットになります。 債務整理については借金を減額したり、利息を帳消しにしたりなど ...

任意整理のメリットとデメリットを具体的に解説 2
任意整理のメリットとデメリットを具体的に解説

借金返済で行き詰ってしまった場合に、一番手軽に行える債務整理方法として任意整理を検討している人も多いのではないでしょうか。 任意整理は債務整理の中でも一番頻繁に行われている方法なので、任意整理を行う前 ...

3
個人再生とは?メリットとデメリットを解説

債務整理の方法の一つとして個人再生や民事再生という方法があります。 よく企業が倒産する際に「民事再生法を適用しました」というニュースが出たりすると思いますが、具体的に個人再生や民事再生とはどのような債 ...

4
特定調停のメリットとデメリットと費用とは

特定調停の借金整理方法のメリットとデメリットと費用について気になっている人も多いのではないでしょうか。特定調停では簡易裁判所の調停委員会(裁判官1名、調停委員2名)が調停に当たります。 近年では行って ...

5
自己破産のメリットとデメリットとは

自己破産すると借金が免除されるので非常にメリットが大きい手続きですが、そんな自己破産にもデメリットは存在します。 大きなメリットがある自己破産なので当然デメリットもあるというのは理解しておきましょう。 ...

-自己破産手続きの流れ

Copyright© 債務整理・借金問題を解決する方法 , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.