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債務整理後に民間や国の教育ローン審査は通る?【日本政策金融公庫】

教育ローンは奨学金と混同している方も少なくないですが、教育ローンは親などの保護者が借主として契約するローンで、奨学金は利用する本人が契約するローンという違いがあります。

教育ローンに関しては国だけでなく民間でも色々なローンがあります。

ただそういった中で教育ローンによる借金を返済することができずに債務整理をするという方も少なくないです。

そんな教育ローンについての債務整理の影響や、債務整理によるローン整理が可能なのかをわかりやすく説明しています。

教育ローンの種類と特徴とは?

教育ローンとは

教育ローンは奨学金とは違って、国だけでなく民間を含めた色々なところでやっているサービスです。

そのため、まずは教育ローンにはどのような種類があるのかという基本的な部分を知っておきましょう。

日本政策金融公庫

国の教育ローンと言われているのは日本政策金融公庫からの教育ローンになります。

日本政策金融公庫は国が100%出身する金融機関で、40年を超える長い実績があり、奨学金との併用が可能だったり、幅広い学校や色々な用途に対応していることから使い勝手のいい教育ローンです。

固定金利で金利も非常に安いことから利用者も多く、世帯収入が低い家庭でも利用しやすいように配慮されているという特徴があります。

ろうきん

ろうきんは「中央労働金庫」のことで、ろうきんでも教育ローンを取り扱っています。

ろうきんの場合は団体会員のとその家族だと金利が優遇されるという特徴があり、学校提携の教育ローンよりも低金利という特徴があります。

使い道も幅広いので使い勝手がいいですが、地域制限や年収制限、勤務制限などの条件があるというデメリットもあります。

JAバンク

JAバンクでも教育ローンをやっており、国の教育ローンで世帯年収などに引っかかってしまっている場合に利用する方が多い教育ローンのようです。

金利が比較的低いということもあり、経済的な負担も小さく利用しやすいという特徴があります。

ただJAバンクの教育ローンを利用するためにはJAの組合員になる必要があります。ただ年収の上限はないので、年収が高く手利用できないということはないでうす。

銀行

銀行でも教育ローンを取り扱っていますが、銀行の場合は民間ということもあり、銀行によってサービス内容が違うので一概にお得なのかを判断することはできないです。

ただ金利はどうしても国の教育ローンの方が安いので、国の教育ローンを利用できなかった場合に利用候補になるのが銀行の教育ローンだと思います。

銀行の教育ローンは手続きが早く、利用までに時間的余裕がないような場合でも利用することができます。

信販会社

クレジットカードなどの信販会社も教育ローン市場に参入しています。

ただやはり民間の教育ローンということもあり、どうしても国の教育ローンよりは金利が高くなると思ったほうがいいです。

ただ一概に国の教育ローンが利用できるというわけでもないので、もし国の教育ローンが利用できない場合は利用候補になります。

色々なプランもあるので比較して得だと思おうプランがあれば利用を検討するといいと思います。

民間や国の教育ローンでも債務整理することは可能か?

教育ローン債務整理方法

国の教育ローンでも民間の教育ローンでも債務整理することは可能です。

ただ国の教育ローンについては低金利で利用でき、返済できない場合の救済措置などもあるので、返済できない場合にはまずは日本政策金融公庫などに相談するといいと思います。

それでも返済できる見込みがない場合には債務整理を検討するといいと思います。

利用する債務整理方法は人によって違ってくると思いますが、個人再生や自己破産などの借金減額幅が大きい債務整理方法も利用することができます。

そのため無職になって教育ローンが支払えなくなってしまった場合には、自己破産で教育ローンを全て整理することも可能です。

債務整理を検討しているなら事前に弁護士や司法書士の無料相談を利用するといいと思います。

債務整理後に民間や国の教育ローンの審査は通るのか?

債務整理教育ローン審査

教育ローンは親が利用するローンですが、その親が債務整理した経験がある場合には教育ローンを利用することはできるのでしょうか?

債務整理を利用すると信用情報がブラックリストに登録されるというデメリットがあり、そのことが教育ローンの審査に影響してしまいます。

そこで民間の教育ローンの場合と、国の教育ローンの場合でそれぞれ債務整理後の影響についてみてみましょう。

民間の教育ローンの場合

民間の教育ローンの場合は、債務整理後に利用のために審査を受けるとほぼ間違いなく落ちると思ったほうがいいです。

任意整理・個人再生・自己破産などの債務整理を利用すると信用情報がブラックリストに登録されてしまい、教育ローンの審査では信用情報機関の情報もチェックするので、過去に債務整理したことが知られてしまいます

民間の場合だと、債務整理後に信用情報がブラックリストに掲載された状況だと、教育ローンに限らず、住宅ローンやクレジットカード、カードローンなどの審査にも落ちます。

信用情報のブラックリスト登録は最低でも5年は続くので、その間は民間の教育ローンを利用するのは難しいと思ったほうがいいです。

逆に債務整理から5年以上経過しているようだと、ブラックリストから削除されている可能性があり、教育ローン審査が通る可能性があります。

国の教育ローン(日本政策金融公庫)の場合

国の教育ローン(日本政策金融公庫)も民間と同じように信用情報機関に登録しているので、債務整理後に教育ローンを借りようと思ったら審査で落ちる可能性があります。

ただ国の教育ローンは民間の教育ローンとは違って、世帯年収の上限が決まっているくらいなので、お金のない世帯に利用してもらうというスタンスです。

そのため過去に債務整理して信用情報がブラックリストに登録されているからといって必ず審査で落ちるというわけでもないようです。

国の教育ローンの場合は信用情報だけでなく、現在の返済能力や借り入れ状況などを総合的に判断して貸し出すか判断するようです。

そのため債務整理後に教育ローンを利用したいと思っているなら、国の教育ローンに申し込むといいです。

妻が債務整理していた場合の夫の教育ローンへの影響

債務整理教育ローン家族

妻など家族が債務整理していたことがあり、現在も信用情報がブラックリストに登録されているという状況の場合で、夫が教育ローンを組みたい場合に影響はあるのでしょうか?

結論を言ってしまうと、家族が債務整理によってブラックリストに登録されていたとしても、夫の教育ローンに影響はないです。

教育ローン審査でも夫の信用情報はチェックされますが、妻の信用情報までチェックされることはないです。

同じ世帯だと教育ローンの審査に影響するのではないかと心配する方もいますが、そのことによって債務整理してない夫に影響が出るという心配はないので安心してください。

債務整理後に教育ローンを組む方法は3つ!

債務整理後に教育ローンを組む方法

債務整理後に教育ローンを利用したいと考えているなら下記の方法を検討するといいと思います。

債務整理をして信用情報がブラックリストに登録されて教育ローン審査が通らないような状況もいくつか対策方法はあります。

ブラックリスト解除を待つ

信用情報のブラックリストから削除されれば教育ローンも普通に組むことができるようになるので、ブラックリスト解除を待つという方法もあります。

債務整理方法によって解除時期は違いますが、任意整理の場合は5年くらいで、個人再生の場合は5年から10年くらいで解除されます。

すぐにお金が必要な場合はブラックリストの解除を待つ余裕はないかもしれないですが、将来的に教育ローンの利用を検討しているという状況なら、素直にブラックリスト解除を待つのが無難だと思います。

信用情報ブラックリスト
債務整理で信用情報がブラックになる影響とは

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家族名義で申し込みをする

債務整理による信用情報のブラックリストは借金して債務整理した当人だけに影響するものなので、他の家族には何の影響も与えません。

つまり債務整理した当人ではなく、別の家族名義で教育ローン審査を申し込めば、信用情報のブラックリストに影響されない審査を受けることができるということです。

とはいっても本来は自分で契約するはずの教育ローンは他の人名義で申し込むことになるので、後でトラブルにならないようにしっかりと説明しておくとが重要になります。

連帯保証人を立てる

国の教育ローンの場合には、債務整理後だという理由だけで一概に審査が落ちるとは限らないと説明しましたが、それでも貸し倒れの可能性が高い状況だと審査に落ちる可能性は十分にあります。

そのため連帯保証人を立てて信頼性を担保するという方法もあります。

連帯保証人に安定した収入があるような状況なら、債務整理後だったとしても教育ローン審査に通る可能性が高まります。

どうしても教育ローンが通らないなら奨学金

教育ローン奨学金

教育ローンを利用したいと思っていても、どうしても審査に通らないという場合には奨学金を利用するといいと思います。

奨学金の場合は借主は子供になるので、親が債務整理したという理由で利用できないということはないです。

ただ奨学金には連帯保証人が求められることになり、債務整理後で信用情報がブラックリストに登録された状況だと保証人になれない可能性があります。

機関保証を利用するのがオススメ

債務整理後で保証人が用意できないという場合には機関保証を利用するというのが良いと思います。

機関保証は手数料を支払うことで業者が保証人になってくれるという仕組みです。そのため保証人が用意できないという場合にオススメです。

近年は大学の学費の高騰によって、奨学金を債務整理するケースも多く、その場合に機関保証を利用していた場合だと、連帯保証人になった家族に迷惑をかけずに借金を整理することができます。

学校を卒業後に奨学金を返済できなくなってしまった状況も想定して、機関保証を利用を検討するは、十分に合理的だと思います。

まとめ

教育ローン債務整理まとめ

債務整理によって教育ローンによる借金を整理することは可能ですが、過去に債務整理したことがあって、信用情報がブラックリスストに登録されているような状況の場合には教育ローン審査に落ちる可能性が高いです。

教育ローンに限ったことではなく、債務整理してから5年以内でブラックリスト登録が続いているような状況では、借金することはできないと思ったほうがいいです。

そのためローン審査通過が難しい状況の場合には、国の教育ローン審査を受けて、それでも落ちたら奨学金を利用するようにするといいです。

状況によって教育ローンと奨学金を使い分けるといいのではと思います。

下記では教育ローンを払えないという状況になっている場合に、無料相談できる弁護士や司法書士をまとめているので参考にしてください。

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