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債務整理による遺産相続への影響【相続放棄】

債務整理による遺産相続への影響【相続放棄】

相続によって債務整理をすることになってしまったという方もいます。

相続は親などからの資産を受け継ぐことです。そのため何となく大金が手に入ると思っている方もいると思います。

テレビドラマでは親の遺産を巡って相続争いがテーマになっているようなものも珍しくないですし、ワイドショーでは遺産相続をめぐって骨肉の争いになっている有名人の家族が特集されていたりします。

そのため資産がない家庭だと「自分は遺産相続とは無縁」だと思っている方もいると思います。

しかし実際には遺産がない家庭でも油断しているとトラブルに巻き込まれる可能性があります。

遺産相続はマイナスの遺産も引き継ぐ

遺産相続マイナス資産

遺産相続すると資産を得ることができると思っている方が多いですが、実際には遺産相続をすることでマイナスの資産を引き継いでしまい、遺産相続後に苦労するという方も結構多かったりします。

遺産相続すれば親などの資産を受け継ぐことができますが、親の借金も一緒に受け継ぐことになってしまいます。

つまり親のプラスの資産だけでなくマイナスの資産も受け継ぐことになってしまって、プラスの資産よりもマイナスの資産が多い場合には、むしろ遺産相続することで苦労することになってしまいます。

そのため遺産相続は必ずしも得になるとは限らず、事前にしっかりと相続したほうが得なのかを見極める必要があります。

また遺産相続には3つの方法があるので、親の資産状況によってどの遺産相続方法を利用するのか考えるといいです。

遺産相続の方法は3つある

遺産相続の方法

遺産相続をする際に3つの方法があるということは、実際に相続を経験するまであまり深く理解してない方も多いのではないでしょうか。

遺産相続の方法をあらかじめ知っておけば、マイナスの資産を相続せずに済ますこともできるので、どのような方法があるのかぐらいはある程度把握しておくといいです。

単純承認

単純承認は一番オーソドックスな遺産相続の方法で、借金などのマイナスの資産を含めて遺産相続で全てを継承するという方法です。

単純承認の場合は特別な手続きは必要なくて、何もしなければ単純承認したという扱いになります。

相続放棄

相続放棄は亡くなった親などからのプラスの資産もマイナスの資産も相続せずに、最初から相続人ではなかったとする相続方法になります。

そのため親が多額の借金を残して亡くなった場合に、相続放棄すれば親の借金を引き継ぐ必要がなくなるということになります。

ちなみに親が誰かの連帯保証人になっていた場合も、保証人の地位を受け継がなくて済むので、マイナス資産が明らかに大きい場合にはメリットがあります。

ただ相続放棄すると次の相続順位の人が出てくるので、相続放棄する場合にはその人に伝えておくことが大事になってきます。

限定承認

限定承認は少し特殊な相続方法で、プラスの資産の範囲内でマイナスの資産も相続するという債務整理方法になります。

そのため遺産相続したとしてもマイナスの資産によって借金返済に追われずに済むというメリットがあります。

プラスの資産とマイナスの資産のどちらが多いのはわからない場合に利用するといいかもしれないですね。

ただ手続きが非常に面倒で、共同相続に全員の動画必要だったり、準確定申告などがあり、簡単に行えるようなものではないです。

そのため一見便利そうに見える手続きですが、意外と行っている方は多くないようです。

相続放棄の注意点

相続放棄注意点

相続する資産が明らかにマイナスの資産が多い場合は相続放棄するといいですが、相続放棄には期限があり、相続人の立場になってから3ヵ月しか猶予はないです。

そのためこの3カ月間の間に遺産調査などを行ったりして、「実は高額資産があった」などのような隠れた財産がないように調べておく必要があります。

相続放棄は撤回することができないので、後で後悔しないようにすることが大事になってきます。

また相続放棄すると相続人が変わってくるので、事前に相続放棄することで代わりに相続人になる人にしっかりと話をしておくことも大事になってきます。

相続放棄して代わりの相続人に何も伝えないと、代わりの相続人に借金の督促が行ったりして迷惑をかけてしまう可能性があるので注意が必要です。

あらかじめ伝えておけば、その方も相続放棄を考えることができます。

相続で負の資産を背負った場合は債務整理も検討

遺産相続債務整理

もし遺産相続後にマイナスの資産があることがわかり、返済することが困難になってしまった場合には債務整理を検討するといいです。

相続した借金は自分の借金になってしまうので、債務整理を利用するとで返済負担を軽くすることができます。

任意整理

任意整理は金融業者などの債権者と交渉して、借金の利息を免除してもらったり返済期間を延ばしてもらうなどして返済負担を軽くしてもらうという債務整理方法になります。

債務整理方法の中では一番利用しやすい手続き方法で、車や持ち家などの資産を残しながら借金返済の負担を軽減できます。

借金返済できない場合には一番に検討すべき債務整理方法だと思います。遺産相続で背負ったしまった借金がそこまで大きくない場合は、任意整理が一番の候補になると思います。

任意整理のメリット・デメリット

個人再生

個人再生は裁判所で手続きする債務整理方法で、手続きは面倒ですが借金の減額幅は任意整理よりも大きく、最大で借金が10分の1まで減らすことができます。

また住宅ローン特則を利用すると、家を残しながら大幅に借金を減らすことができるので、遺産相続でマイナス資産が大きく、家を手放すことまで考えているなら、個人再生で住宅ローン特則を利用することで、住環境をそのままにして大幅に借金を減らせます

個人再生は借金の減額幅が非常に大きな債務整理方法なので、遺産相続による借金が大きい人向けの債務整理方法になります。

個人再生のメリット・デメリット

自己破産

自己破産も個人再生と同様に裁判所で手続きを行う債務整理方法ですが、個人再生とは違って、自己破産の場合は借金返済義務がなくなるので、借金が事実上ゼロになるという債務整理方法です。

そのため遺産相続で多額のマイナスの資産を受け継いだとしても、自己破産することによって返済義務を逃れることができます。

ただ自己破産すると高額資産が没収されてしまうのでデメリットがまったくないわけではないです。

まあ、自己破産するくらいのマイナス資産がある場合には、早めに相続放棄してしまった方がいいと思います。

自己破産のメリット・デメリット

自己破産する場合は相続する時期に注意!

自己破産相続

遺産相続するタイミングは必ずしも自分で決められるものではなく、どのタイミングで相続のタイミングが来るかは予想することができないです。

そのため自己破産する場合に、遺産相続のタイミングによっては損になったり得になったりするケースがあります。

自己破産前の相続

自己破産前に遺産相続があった場合には、プラスの資産で借金を整理することができるので、状況によっては自己破産を回避して別の債務整理方法を検討することができます。

逆にマイナスの資産が多かった場合には、自分の借金と遺産のマイナス部分を一緒に自己破産で清算することができます。

そういった意味では自己破産前の遺産相続は悪くないタイミングだと思います。

自己破産中の相続

自己破産中の遺産相続はプラスの資産が多いような状況だと非常に損なタイミングで、自己破産手続き中に遺産相続があると、遺産も自己破産の高額資産没収の対象になってしまいます。

そのため多額の遺産が手に入ったとしても高額資産としてほとんどが没収されることになってしまいます。そういった意味ではプラスの資産が多い場合には最悪のタイミングです。

マイナスの資産が多い場合には自己破産で借金の整理ができるので、マイナスの遺産相続による借金も整理することができます。

自己破産後の相続

自己破産後の相続ではプラスの資産が多い場合には一番メリットが大きなタイミングで、借金がない状態で新たな資産を取得することができ、自己破産の手続きは終了しているため、資産全てを手に入れることができます。

逆にマイナス資産が多い状況だと、せっかく自己破産で借金を整理したのに、新たな借金を背負ってしまうことになるので、相続放棄を検討したほうがいいです。

自己破産したばかりの状況で、いきなり多額の借金を背負ってしまったら対処する術がなくなってしまいます。

まとめ

債務整理遺産相続まとめ

遺産相続については、プラスの資産が多ければ特になりますが、マイナスの資産が多い場合には遺産相続することで借金を背負う事になります。

そのため遺産相続する場合には、単純承認、相続放棄、限定承認を含めてどの手続き方法で遺産相続するのか考える必要があります。

プラス資産が多ければ単純承認で問題ないですが、マイナスの資産が多い場合には相続放棄を検討しましょう。

またプラスとマイナスどちらが多いのかわからないケースでは限定承認も検討するといいです。

もし遺産相続して借金背負ってしまい、支払いが難しい状況になってしまったら債務整理を検討するといいです。

債務整理なら相続で背負ってしまった借金も減額することができるので、まずは専門家である弁護士や司法書士に相談しましょう。

当サイトでは債務整理に強い無料相談を行っている弁護士や司法書士をランキングにして比較しているのでよかったら参考にしてください。

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